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2017年12月29日金曜日

満佐須計「一人遊び」ルール(案)

満佐須計を一人でも楽しめるソロプレイ用ルールを提案します。
バランス調整前の「α版」という扱いです。
難易度は「役札交換で色の山札から捨てる枚数」と「祝い人ありなし」で調整できます。


満佐須計「一人遊び」ルール

●準備
・手順1:通常ルールの通り、「色の山札」「役の山札」を作る
・手順2:色の山札から6枚引いて手札にし、役の山札から1枚引いて手元に置く

●ゲーム
・手順1:次の1つを選んで実行する
・・色の山札の一番上の色札を引いて手札から1枚捨てる
・・持っていた役札を役の山札の一番下に入れる。役の山札から1枚引いて手元に置く。併せて色の山札の上から3枚を引いて捨てる
・手順2A:手札で役札に記載した色札の組み合わせがそろったら
・・手札を場に並べて役札を重ねる
・・準備手順2を行って手順を繰り返す
・手順2B:手札で役札に記載した色札の組み合わせがまだそろっていなければ
・・ゲーム手順1に戻る

●ゲームの終了
・手順1:色の山札がなくなったら、それまでに完成した「役」の点数を合計する。
・手順2:点数の合計に合わせて以下のように位を授かる
   9点=中宮
   8点=女御
   7点=更衣
   6点=尚侍
   5点=内侍
   4点=上臈
   3点=中臈
   2点=下臈
※上臈以下は女房、内侍以上が女官、更衣以上が妃、
※センスのいい五衣唐衣裳のカラーコーデで評判を高め、女官以上を目指して立身出世にいそしみましょう。
※慣れてきたら役札の交換で捨てる色札の枚数を増やしてみましょう
※プレーヤーは「祝い人」としてプレイします。ただし、こちらも慣れてきたら祝い人なしでやってみましょう

2017年12月26日火曜日

「満佐須計」委託販売開始&海運級&土下座も再開

満佐須計」に興味を持っていただきました皆さん、通信販売サイト「小さなウォーゲーム屋さん」で25日22時より取り扱いが始まりました。

“海運級”太平洋戦争」と「太平洋の土下座」も在庫が復活しております。
こちらのパッケージ、
「“海運級”太平洋戦争」では、
これまでのエラッタをすべて反映した新編集のマニュアルに加えて、イベント限定頒布だった「厚紙製戦闘処理ボード」が付属します。
「太平洋の土下座」では、
10月に公開した改修ルールを反映した新デザインマップと改修版マニュアルが付属します。

・「満佐須計」の購入は「こちら」から
・「“海運級”太平洋戦争」の購入は「こちら」から
・「太平洋の土下座」の購入は「こちら」から

なにとぞよろしくお願いします。

2017年12月25日月曜日

歴史ゲーム「満佐須計」で平安女子カラーコーデバトルを再現する

「あそこの同人は火薬臭いボードゲームばっかりでホントもうイヤ」と平和を愛する圧倒的多数のボードゲームサークルから不興を買いまくっているジブセイルゲームズですが、ご安心ください。平安時代を舞台にしたヒストリカルカードゲーム「満佐須計」(マサスケ)も作っていますよっと。



平安時代だから火薬の臭いは一切なし!
「平安時代のヒストリカルゲームといったら源平の戦いでしょ」と思ったら大間違い!

テーマは「平安女子カラーコーディネートの戦い」です。タイトルは平安時代の女性ファッションのT.P.O「有識故実」を伝える「満佐須計装束抄」からとっています。平安京の大内裏で繰り広げられた宮廷女房たちの知性と感性を駆使した「静かなる戦い」を平安装束の有識故実を今に伝える歴史的文献「満佐須計装束抄」から再現した「雛で雅な」カード“ウォー”ゲームとなっているはず(え。

平安時代の宮廷女房がまとった装束といえば十二単の呼び名で知る人が多い「五衣唐衣裳」です。あでやかな唐衣や表着が目立ちますが、平安の女性たちは襟や袖からわずかにのぞく「五衣と単」の六色でファッションセンスを競いました。その色の組み合わせは季節や祝い事に合わせたT.P.Oとして満佐須計装束抄に記されている「襲色目」に合わせなければなりませんでした。

満佐須計では、各競技者が五衣と単それぞれの色を模した6枚の「色札」を手札にして、各自が引いた「役札」に記した「襲色目」の色組み合わせを作ります。よりTPOに合わせた役ができると点数が高くなります。

ルールは簡単。競技者が行うことは次の3つから1つを選ぶだけです。
・山札から色札を一枚引いていらない手札を一枚捨てる
・自分の引いた役札を別の役札と交換する
・他人の捨てた色札を拾って手札に加える
これを繰り返していき、役札で指定する色札がそろったら役札の点数が自分の得点になります。役札には2種類の点数が書いてあり、ゲームをしている季節や競技者の中にいる祝い人(ゲームをしている日が誕生日たっだり記念日だったりする人)によって得点できる点数が変わります。

誰かが二役(または三役)が完成した時点で宮中で最も高い評価を得た(得点が最も多い)人が勝者となります。場の光景は、こんな雅な彩となるはずです。

2017年12月22日金曜日

一人ウォーゲーム出版者になってしまった理由

(この記事はボードゲーマーのHA(Harpoon Arrow)氏が呼びかけた「War-Gamers Advent Calendar 2017」の12月22日分として執筆したものです)

 2017年は個人のアナログゲームレーベル「ジブセイルゲームズ」でゲームマーケットに自前のブースを構えて本格的な活動を始めた個人的には大きな転機の年となりました。このサポートブログではアナログゲームレーベルを個人で立ち上げることになった動機と経緯をまだ説明していなかったので、今回はそのお話しをしましょう。

 個人でゲームレーベルを立ち上げる動機とは、すなわち自分でアナログゲームを作ることになった理由でありますが、それを端的にいってしまうと

「ないから作った」

という一言に尽きてしまいます。

 ウォーゲームに限らずアナログゲームでもデジタルゲームでもプレイしているうちに「あああっ、ここはこうだったいいのにぃ」と思うことは少なくありません。幸いアナログゲームはローカルルールを取り入れたりユニットのレーティングを変更したり追加でユニットを自作したりと、個人でも改良がいたって簡単にできます。ジブセイルゲームズレーベルで最初の頒布物となった「モーレツ! 水雷戦隊!!」は、中黒靖さんがデザインした太平洋戦争の戦略級アナログウォーゲーム「太平洋戦史」に軽巡と駆逐艦を登場させたいがための追加キットとして自作したものです。

 太平洋戦史が登場した2014年当時、市場に流通していて購入しやすい日本語ルールブックが付属する太平洋戦争の戦略級ウォーゲームは太平洋戦史がほぼ唯一の存在でした(真珠湾強襲は残部少数の流通在庫状態だった)。話はわき道にそれますが、私は、2013年から「艦隊これくしょん」で日本海軍が登場するアナログウォーゲームに関心を持ち始めた、もしくは、関心をもちそうな仕事仲間を集めた宴会いや「業界横断リスク&リソースマネジメント研修会」なるものを定期的に開催してアナログウォーゲームの普及に務めていたのですが、その「研修」で初めての人に対してもルールの説明が容易であるとともに、当時執筆することが多かった「ねとらぼ」などで(無理矢理)紹介して興味を持った人が購入しやすい現役の製品として太平洋戦史は大変適していました。

 ただ、太平洋戦史はじきに完売となり購入が難しくなります(その後デラックス版やベーシック版の再販が何度もありましたが)。それとは別に、「ウォーゲームって聞いたことあるけれどやったことないから試してみたい」という人からは、「ウォーゲームってやっぱりヘクスでしょ」という要望を受けたりもしました。

 さらに「ぱんつぁー・ふぉー」(ガールズ&パンツァー公認ボードウォーゲーム)などをデザインしたボードゲーム個人レーベル「堀場工房」の主宰者である堀場亙さんのコンパクトな太平洋戦争戦略級アナログウォーゲーム「大東亜決戦」(非売品。「Pacific GO」の出発点となった作品)をゲームジャーナリストの徳岡正肇さんとともにテストプレイして「日本から前線までの補給路を輸送船ユニットを並べて表す」という着想を得たのも偶然ですがそのころでした。

・3時間程度で終わる
・ルールが複雑でない(=説明しやすい)
・ヘクスを使う
・太平洋戦争の補給を輸送船を「並べて」「重ねて」示す

 この条件を満たす太平洋戦争の戦略級アナログウォーゲームはありません。というわけで「ないから作った」……とすぐになったわけではありません。自分にはそれまでウォーゲームをイチからデザインした経験などありませんから、まさか自分にできるとは思っていなかったのです。ベースのアイデアを伝えて、興味を持ってもらえたら作ってもらおう、という“他力本願作戦”でした。

 さて、そのころウォーゲーム例会の飲み会で羽田智さん(中黒さんがテストプレイで最も信頼を寄せるウォーゲーマーの1人)と空母戦のウォーゲームについて話をする機会があったのですが、その席で私が「日本機動部隊とFLAT TOPの間を埋める製品がないのはどうしてでしょうね。なんで誰も作らないのかな」と疑問を呈したところ、羽田さんから「文句を言うなら自分で作りなさい」と諭された(自分としては怒られた)ことがありました。なるほど、デザイナーに文句を言う前に自分で汗をかきなさいということか。そう理解した自分は、そのときから空母戦ボードウォーゲームのデザインに着手します。で、同時に以前から他力本願で実現を目指していた戦略級太平洋戦争のデザインにも取り掛かったのでした。これが後の「“海運級”太平洋戦争」です。

 当初、そのゴールは「インクジェットプリンタで出力したマップとユニットを厚紙に貼って頒布。あとは購入者が自作でプレイ。10部程度の頒布を重ねて得たフィードバックによる改良で評価を得た上で専門誌の付録として売り込む」というステップを考えていました。しかし、インクジェットプリンタでマップとカウンターシートを印刷すると10セットも出力しないうちにインクが空になります。純正のインクを購入するとこれが結構高い。調べると印刷会社の小ロット印刷の方が安い。ということで、マップを30部刷ってカウンターシートはインクジェットプリンタ出力を厚紙に表裏手張りした状態のβ版を製作、agameさんのブースに委託して頒布しました。

 幸いにして完売したもののフィードバックが来ない。プレイされた形跡がないんですね。そこで、次に頒布した「RC版」ではこちらでカットしたユニットを用意しました……が、これがとても大変な作業で、厚紙の表裏にズレなくカウンターシートの印刷出力を張り合わせるだけでも神経をすり減らすのに、200個近いユニットを切り出す作業も大変です。そして、苦労して切り出したのに、精度は今ひとつ。これを購入した人にやらせるのは許されるのかと考えるようになりました。

 これもまた偶然なのですが、次のステップとなる「RTM版」の制作をしている最中に、個人向けの小ロット印刷でもカウンターシートを制作してくれる紙加工会社「盤上遊戯製作所」(BGM)に出会います(この会社との出会いが私にとって大きな転機となるのですが、それはまた別の機会に)。コストはそれなりにかかるのでいろいろ悩みましたが「個人でもメーカー製と同じようなカウンターシートが提供できる」ことの魅力には抗えませんでした。しかし、最小ロットは100部。これまで経験したことがない部数です。しかも売らないとコストが回収できません。いくら個人の趣味の世界とはいえ許容できない額の赤字です。

 そこで、agameさんの委託ではなく、自分でブースを構えることになったのです。それまでのインクジェットプリンタ出力の少部数制作とは比べ物にならない「プレッシャー」でした。ある意味「必死」です。ゲームマーケット公式ブログで宣伝もしました。幸いにして、中黒さんや堀場さんに“拡散”していただいたおかげもあって(SNSのインフルエンサーの影響力を自分の肌で感じたのもこのとき)、同時に頒布した「太平洋の土下座」と合わせてまさかの「初出展で完売」となりました(購入していただいた皆さん、本当にありがとうございました)。完売できたのもうれしかった(と同時に安堵した)ですが、購入した方からのフィードバックが数多くあったのが何よりうれしかったです。まさに、中黒さんがWar-Gamers Advent Calendar 2017の12月7日に投稿した「一人ウォーゲーム出版者になるということ」に言及していた「フィードバックが人を動かすのです」の実体験です。

 その後、太平洋の土下座のフィードバックとそのサポートで大変苦労もしましたが、これからも、「ないものを作る」活動を続けていくつもりです。いやほんとけっこうまじ。1つ作るとアイデアって湧いてくるものなんですね。あと、ないから作る、だけでなく、「こういうのあったらみんな欲しがるかも」なんてことも意識するようになりました。まさに「苦労以上に面白いから続けられているわけです」(中黒氏前述投稿より)ということで、一人でも多くの「ウォーゲーム出版者」がこれからも増えますように。みんなゲムマでブース出そうぜブース。私でも出せたんだから。

2017年10月26日木曜日

告知用Twitterアカウント稼働しました

ジブセイルゲームズの頒布予定などを告知するTwitterアカウントを用意しました。

@jibsail_games

ジブセイルGM@ゲムマ秋両日E028



当面はゲームマーケット2017秋に向けたお知らせを発信する予定です。
……が、ウォーゲーム雑感についても“ぼそぼそ”とつぶやいていくかも。
Twitterもフォロー&拡散していただけますと幸いです。




2017年10月2日月曜日

「太平洋の土下座」改修版公開

「太平洋の土下座」RTM版「改」(以下、土下座「改」)を公開します。
土下座「改」に対応した新しいマップとマニュアル、従来版を「改」版にできる変更用シートをそれぞれPDFで用意しました。以下のリンクからダウンロードしてご利用ください。なお、マップについては、B3版のPDFに加えて、左右に分割したB4版のPDFも別個に用意しました。セブンイレブンのネットプリントを利用する場合かこちらが便利です。

「太平洋の土下座」RTM版「改」アップデートPDF

マニュアル
マップ(B3版)
マップ(B4版左)
マップ(B4版右)
従来版変更用シート

土下座「改」から以下の内容を変更しました。

・マップレイアウトでトラック拠点を含む「日本委任領」エリアを追加
・アリューシャン海域エリアと珊瑚海エリアのポイントを変更
・移動フェーズのセグメント順で「CV、BB追加移動」と「GAユニット移動」を入れ替え
・日本陸軍GAユニットの前倒し登場(ただしVP消費)が可能に
・会心の一撃/クリティカルヒット廃止
・先手後手をダイスの振り合いで決定
・VP20 点上限を撤廃
・面目ポイント増減にエリア占領を追加


2017年10月1日日曜日

「太平洋の土下座」改修版は10月1日中に公開

9月末の効果を予告していました「太平洋の土下座」の改修ルール公開ですが、こちらの手違いで作業完了が遅れてしまいました。
この週末の10月1日中には公開できる見込みです。
お待たせしてすみません。